父にお弁当を届けにいくと、熱心に本を読んでいました。東奥日報社で宣伝している老人性の乾燥皮膚炎を治しアンチエイジングをめざす本だというので、チラッと見ると「釣り本」…本で釣り、お金をだまし取る商法だとわかりました。メインの本にはいかにも医学的な説明がしてあり、サブの小さな読本には、体験記なるものが投稿されている仕組みのヤツです。
これってお年寄りをうまく洗脳するノウハウが使われているのね。サプリメントの名前は、投稿者の体験談にまぎれ込まれています。サプリメントの名前は「NMN」。NMN(βニコチンアミドモノヌクレオチド)は一般には入手が難しいと言われる希少成分で、老化を改善する効果があるんですって。怪しいと思った私は、父に注意を促しました。すると、逆切れした父が「お前はそうやって何でもケチをつける!良くないぞ!」いやいや、今までだってさんざん詐欺商法にのっかって、くい止めてきたじゃないの(内心そう思いました)すぐに、スマホで検索すると、まだ臨床実験で証明されていないサプリで、PRESIDENTという雑誌で「タダでも飲みません、マウス実験の段階で売り出しているサプリですから」という内科医の記事がアップされていました。それを父に読ませました。
父は狭い世界で生きた人だから、「世間知らず」です。NHKのテレビや大新聞は、「正義」だと信じて疑いません。ましてネットは検索することもできません。そういう年寄りをターゲットに詐欺商法が巧妙に罠を張り巡らしています。このごろ特に増えてきました。例のNTTのほうから来ましたナンタラ。っていうのは毎日のように電話が来て、父はいちいち相手をするものだから、辟易します。何度注意しても、受け答えを止めません。コロナ禍と五輪の影響で経済が危機的状況に陥り(実は消費税アップした頃からなんだけど)先日、本県の2つの地方銀行が統合されてリストラが行われました(今まで保ってきたほうが不思議なくらい)。最低賃金(国内ランキング調べ)の県民意識がこれからどう変化していくのか。それなのにパチンコ屋は、毎日満車という現状に呆然とします。都市部の銀行ももう崩壊寸前じゃないのかしら。以前ブログに書いた予想図が、リアルなものになりつつあります。しかし、60粒12万円って…。
時々お世話になっている鍼灸師さんに、脇腹と足の神経を施術してもらったので、楽になりました。これから慎重にやりますよ、ヨガ。
献立を紹介しましょう。カツオ刺身の隣のサクラマスの刺身は、いったん冷凍してから解凍します。(寄生虫予防)本当に新鮮じゃないと、お刺身にできません。ツブは薄く醤油で煮ました。とびきりの辛口が良しツブの肝
左手前は郷土料理で「煮あえっこ」と言います。
1、鍋で大根、人参を千切りにして薄味で煮る。
2、ワラビとフキ、糸コン、キクラゲ、さつま揚げ、ささがきゴボウをオリーブオイルで薄味をつけて炒める。
3、大きな鍋に、木綿豆腐(ざるで水切りしたもの)を細かく砕いてオリーブオイルで薄味をつけて炒めておき、1と2を一緒に入れて味を整えて完成です。田舎の味とはちょっと違う上品な食感が楽しめます。