narinattaのスイートプラン

気ままなライフ日記

石高(こくだか)

石高という言葉を庭師さんから初めて聞きました。お米の収穫量のことだけじゃなく、木材のこともそう表現するんですって。寒冷地でしかも北側なので、杉の肌質が悪く生育不良で、販売には不向きだと知りました。丸太を四角に切って30×30の材木が普通なのに、そこまで育てるのは厳しいって。腐葉土がなく、土が栄養不足だと。京都の北山杉は、相当緻密な管理体制がしかれてあるので、あんなに上等な杉が育つんですね。ただ植林しっぱなしじゃダメなのよ。片道2時間の遠路はるばるの距離、途中で父の記憶違いの道案内にふりまわされ、正しても、(スマホでググって正解でした💦)それでも自分のほうが正しいと言い張る頑迷な父には、疲れます。帰り道、「じゃ、お父さんのいうとおりの道で」と案内してもらったら、やはり間違えてしまい、庭師さんも困惑。しまいには持参した「地図帳」まで開こうとして…。この先、いったいどうするんだろうこのヤセ杉の管理。100歳まで自分が管理するっていうけれど、山林って厄介。祖父から受け継いだ1.6ヘクタールの山林を買う人なんていないだろうな。外国の木材が不足し、国内の杉が材木として売れるようになったというけれど、ちゃんと管理して育った杉じゃないと家屋用の材木にはならないし。まして今の建築は、鉄筋がメインなので、日本家屋の木材の需要も限りがあるのだろうしね。肋骨にムチ打って、森林浴と渓流の美しさだけ堪能してきました。この川は、サクラマスの人工ふ化放流の区域なのです。きれいな水じゃないとサクラマスは育ちません。今頃だとヤマメ、ウグイなどが釣れるようです。6月からだと鮎釣りが始まるのね。鮎が一番好きな川魚です。岸辺で塩焼きするのが、最高だと思う。

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ランチは、この村で一番おいしい「文化食堂」で。父たちは、サクラマス定食。私は貝焼きのマツモ(海藻)とマスの定食をいただきました。小鉢に入っている「粒ウニ」は激ウマ!!。はるか昔、隣接していた映画館で、子ども時代に映画三昧してきた記憶がよみがえるのでした。映画を見終わったあとに食べた、ここの「支那そば」は、極上の味わいでした。美空ひばりの「股旅物」は、ミュージカルのハシリだったし、小林旭の「ギターを抱いた渡り鳥」シリーズも楽しかった。東映や日活の全盛期の映画を、ほとんど観ました。あ、忘れちゃならない大映「母」シリーズ!←これ知ってる人、相当なマニアですよ(笑)お友達になりましょ(笑)

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