ランチは、湖畔のCafeで。「十和田湖マリンブルー」というお店です。ゆったりとした時間、アップルパイの美味しいお店です。
雨が止み、穏やかに晴れ上がった静かな午後のひと時。遊覧船がゆったりとさざ波をたてています。汗をかくような強烈な日差しでなく、持参した帽子もしまい忘れたままでした。私たちは、外の風を感じるテラスでリンゴカレーをいただきました。食後の珈琲も美味しくて、ずっと湖を眺めていたかったよ。
あ、「ブラタモリ」で放映された喫茶店は、ここじゃなくて下の画像のお店でした。「十和田湖マリーナ」こちらもとても良い雰囲気で湖畔にあります。ここも珈琲が薫り高いです。
移動して、少し歩くと「湖畔の乙女像」ふくよかな肢体は昔から変わりません。高村光太郎作。岩手県に彼の山荘が残っています。そこから参拝の道に続き、「十和田神社」へ向かいます。ずっと参拝したかったので来て良かった‼ 何年ぶりかしら。
「十和田神社」は、本来は山伏修験道場であり、東北三大霊場のひとつです。ここの住所は「休屋」(やすみや)と言いますが、修験者たちの「籠り屋」が明治になってから「休屋」と転じたのです。神社の背後の岩石に鉄のはしごが見えます。それにすがって下ると御占場に出ます。命がけの大鉄梯を下って見える「中の湖」の深く碧い美しさに、身の毛がよだつのを覚えるといいます。流行り病で人が来なくなったせいで、湖の色が昔の美しさをいくぶん取り戻したみたい(皮肉にも)。休憩所やホテル、土産店は、大変な衰退ぶりでした…が、東北地方で最も格が高い龍神さまがいらっしゃる、すばらしいパワースポットです。神気がすべてに宿るのを感じます。神社とは申せ、名ばかりのところも多くなりました。お賽銭に現世利益のみを願う祈り方をせずに、ただただ感謝して祈るこそ本来の心。神道の象徴とされる三種の神器は「八尺瓊勾玉」(やさかにのまがたま)、「草薙剣」(くさなぎのつるぎ)、「八咫鏡」(やたのかがみ)とされています。なぜ鏡か?カガミのガ(我)を除けば「カミ」となります。即ち内なる神ということ。我執を取り除くって、ほんと難しい修行ですよね💦 荘厳。圧倒的な神秘性。
御朱印をありがたく拝受して、気をいただいて帰りました。