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気ままなライフ日記

産婦人科が足りない!

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本の紹介


過酷な勤務態勢と医療過誤により、産婦人科医師が不足しています。

 我が町でも、公立病院の産婦人科と小児科の常勤医がいなくなりました。

 個人病院(産婦人科)は、たったの2医院。満杯で別な市で出産をする人が

 増えています。

 深夜の緊急呼び出しが多く、拘束され、医療事故の訴訟があると

 医師個人の責任とされるのが大きな原因です。

 以前に比べ、環境ホルモン・食品の影響・生活習慣の変化により、

 問題の多いお産が増えているのも否めません。

 医師は、効率を考えて促進剤を投与して計画出産をさせます。

 しかし、マニュアルに従って産まされる傾向があまりに強くなり、

 母と子の、潜在的な力や本来備わっている自然治癒力が損なわれてきた

 のではないでしょうか。

 昔、日本がムラ社会であったころ、それぞれの家で

 助産婦さん(産婆さん)の力を借りて、自然分娩をしていました。

 その方法を取り入れて、お産に取り組んでいる医師が、

 この本の著者、吉村 正先生です。

 2年ほど前に、先生のお話をお伺いする機会がありました。

 漫談を聞いているような錯覚を覚えるくらい、笑いと涙の1時間半でした。

 白衣じゃなく、作務衣を着ているお医者さんて、初めてです。

 先生のざっくばらんな笑い話の中に、生まれることの喜びと苦しみの

 尊さが、深く胸に刻まれました。

 この本の中で、先生が

 「現代社会は、人間動物園です。そんな中では生命力はどんどん枯渇して

  いくばかりです。オスはオスらしくなく、メスはメスらしくありません。

  性交や妊娠がしにくくなり、妊娠しても経過は順調とは言えない。

  お乳も出ないし、子育ても一人ではうまくできない。

  生きるという本質的な部分を、すでに身体が忘れていまっているのです。」

 吉村先生の「お産の家」で生まれた子の元気度は、かなり高いとも。

 茅葺き民家で、自然の食べ物とおいしい空気と水。

 薪割りやノコギリひきなどの労働をする、縄文パワーに満ちたお母さんたち。

 私は、

 「お産の家」に行って本物の出産に立ち会いたいと思いました。

 http://www.ubushiro.jp/ ←「お産の家」HP