エノキ!ボンバイエ!!
「なんで起こされるまで寝てるんだ!!」と夫。
ホントは6時の目ざまし時計で目がさめていたんだけど、
もうちょっと・・・と、おふとんと別れを惜しんでいましたら、
夫が。。。
「ごめんなさ~い」
すごすごと台所に行くと、おみそ汁のいい香。
夫は、朝4時起きで雪かきをして、えのきだけとお豆腐とネギの
おいしいおみそ汁を作ってくれていたのでした。
世間は休日でも、私は仕事です。この雪の中は、ちょっとしんどい。
「パソコンばかりやってるから起きれないんだ!!」
また、怒られました。
時間にうるさい夫をなだめるのは、大変です。
「お父さんは、前世が中国の地下牢の看守だったから、時間に正確なのよね~」
と、つぶやくと大笑い。
「なんで地下牢なんだ!?(笑)」
「だって、お父さん、上役にへつらわなかったからさ、いじめられたんだよ」
「あんた、前は、オレが娘で、あんたが父親だったって言ってただろう?」
「そうだよ、父親だった私は、娘だったお父さんを一生懸命育てたんだから、
今は、お父さんが私のために尽くしてくれる宿命なんだよ~」
夫、爆笑。 「なんでそう、ころころ変わるんだ?!」
「前世っていっぱいあるんだよ。魂のかけらが、修行しなくちゃってんで
生まれ変わるの。私は始皇帝みたいな高貴な冠をつけた王様だった時もあんだよ。
だから今生では、下々に降りて、貧乏こいてる修行してるってわけ。」
「(笑)・・・あんた、スペインの漁師だったって、前言ってただろ。
漁師なのに、 なんで起きれないんだ?!」と夫。
「そう!スペインの働き者の漁師さ!
日本と違ってスペインは、早起きしなくて いいの。
起きたいときに起きて魚釣って、あとは、おいしいモン食べて寝て
シェスタ♪ だから、その魂の記憶が残ってるのよ~」
「オレは地下牢で、あんたは王様かよ! まったくもう~(笑)
早くごはんを食べれ!」
えのきだけのみそ汁、いただきま~す!
夫の機嫌がなおって、良かった~(ホッ)
エノキ!ボンバイエ!!