庭の菖蒲が、ようやくいい感じに伸びたので、菖蒲湯に。
マコモ風呂に葉束を入れると、香りがたちのぼってきます。
ゆっくり入って、身体のあちこちの邪気を祓います。
夫が「頭が悪いから、はたいてくれ」というので、
バシバシはたきました。ちょっとは良くなったみたい~。
ついでに、前立腺・肝臓・肺・などもはたいてあげました。
顔は・・・どうしょうもない。
湯上がりの身体は、ふんわりと菖蒲の香りがして、サッパリ♪
今日は運動会日和で、どこかの小学校は大賑わい。
朝食は、「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」というお豆腐に初チャレンジ。
普通のお豆腐より、味が濃くて、ゴマ豆腐みたいなコクがありました。
茗荷としょうがをトッピングしていただきました。
さて、あと5日でW杯。
4年前に、地元の新聞にエッセーを掲載したことがあります。
月に1回、1年間。いざ書き始めると、いろいろな人が読むので、
なかなか難しいものだと知りました。
で、サッカーについてこんな文を書いていたのです。
2002年7月10日(水)
「太陽の烏」
情熱に満ちたW杯が終わった。
世界の強豪が激しくぶつかり合い頂点の死闘を繰り広げる光景は、
圧倒的で息を呑むばかりだ。
チームプレーの高度な戦術、ゴールに挑む不屈の精神力、闘士としての気迫に
深く胸を打たれながら、一人一人がそこに立つまで、どれだけの挫折や痛みを
乗り越えてきたか、テレビの画面を通してひしひしと伝わってきて、
お手軽なドラマを超えた、真実のドラマが展開されたのだった。
ベッカムはカッコ良かった!
シュートエリアにスッと入ってくるFWのロナウド。
決勝戦の「子連れ狼」の大五郎みたいな頭は、なんだかなあ~(笑)
ベッカムヘアーにして大はしゃぎの近所の少年を見かけたけれど、
さすがにロナウドヘアーは真似できないだろうな。
でも、ロナウドのすきっ歯がとてもお茶目で、シュートを決めるたびに
陽気なサンバのリズムが聞こえてきそうだった。
じん帯断裂の重傷。「ロナウドは終わった」と言われながら絶望の淵から
這い上がり、乗り越えた不屈の魂に、あの黄金のカップは燦然と輝いたのだ。
そして、GKカーン。
ああ・・・銀色の紙吹雪が空に舞って喜びの閉会式が始まっても、
ゴールポストに座り込み、茫然と動かないカーンがまだそこにいるようだ。
カーンはすごかった。
ファンに言わせると、あの決勝戦は試合前から勝敗がついていたと。
そんなことわからないから、ドキドキして祈るような思いで釘付けだった。
身体を張ってシュートを封じる神業としか言えない彼の姿は、
誇り高い孤独な男の哀しみを背負っていた。
271万羽の折り鶴を、すべてカーンに捧げたいと思った。
次回のW杯に、金色のモミアゲがどうか健在であってほしい。
たまに、中田英寿さんのHPを開く。
大学時代の悪友が韮崎出身で、高校がヒデと同じだから、なんとなく
親しみがある。高校時代のヒデは、今みたいにスタイリッシュではなかったそうだが、
いやはやHPの完成度はすばらしい。
サッカー以外の情報もビジュアルに統一感があり、中田英寿という人間の
目指すベクトルが明確に見えてくる。
今回の日本代表の躍進も、彼の存在なくして語れない。
次回W杯に向けてどのように変貌して、アジアを超え世界の強豪と渡り合えるか、
大きな楽しみとしたい。
日本代表チームエンブレムが、三本足の烏(カラス)というのも嬉しい。
『古事記』によると、高木大神、『日本書紀』によると天照大神の命で、
熊野の道案内を務めた八咫烏(やたがらす)にちなんだものだ。
羽黒山の伝説にも登場する。
三本の足は、日の出・日中・日の入りと三つの太陽の性質を示しているとか。
アマテラスに仕え奉る烏がシンボルだなんて、最高じゃないか!