森田実氏と副島隆彦氏
「東京・八重洲ブックセンター」から転載します。
(転載開始)
ノンフィクション系(東京・八重洲ブックセンター)
順位
1 美しい国へ (安倍晋三)
2 安岡正篤一日一言 (安岡正篤)
3 アメリカに食い尽くされる日本 (森田実/副島隆彦)
4 会社は誰のために (丹羽宇一郎/御手洗冨士夫)
5 御社の営業がダメな理由 (藤本篤志)
1位と3位に注目。
これは、何を物語っているか?
日本のメディアが、
ある巨大な広告代理店を批判した真実の人、
森田実氏を表舞台に立たせなくなって数年。
今や完全黙視できないところまで、市井の支持層が高まってきたという証が
このランキングに現れているということです。
副島隆彦先生の講演を聴きにいった一昨年、
「ユーロを買っておいたほうがいいですよ・・・」と
おっしゃってらした理由が、
今の戦争の背景にある大きな要因と重なり、
初めて納得できました。
増田俊男氏によると、
「対イラク先制攻撃の本当の理由は
サダム・フセインがイラク原油の決済通貨をドルからユーロに換えたから。
日産300万バーレルの原油が1バーレル30ドル
(ユーロに切り替えた当時の価格)で売られていたのだから、
アメリカには毎日9000万ドルの新たなドル需要があった。
だから、アメリカはドルの価値を落とすことなく、
借金返済のために9000万ドルのドル札を印刷することができた。
それがサダム・フセインのおかげでできなくなったのである。
日産3000万バーレルを産出するOPEC諸国がイラクに追従すれば、
アメリカは一日9億ドル借金が払えなくなる。
これだけでドルは大暴落必至。
ブッシュが宣言した「テロに対する20年間戦争」とは何を意味するのか。
テロでアメリカが崩壊しないなら、アメリカは20年間何のために戦うのか。
イスラエルのレバノン侵攻に対して
イスラエルに発言力を持つアメリカは
イスラエルの軍事行動を止めようとしない。
最近の地政学的不安要因を分析すると、
アメリカの戦争が一貫してドル崩壊を狙う勢力に向けられていることが分かる。」
1位の安倍氏の本は、次期首相と目されている小泉政権の後継者だから
注目されるのは、まあ自明の理としても、
3位に躍進のお二人は、今まで真実を語られるのを忌避する人たちの
権力によって、不遇な立場に立たされてきた方々なので、
安倍氏との好対照に、ハッとしたのです。
ようやく、時代の流れが変化しつつあるのかなァ。
真実は、隠せないんだ、やはり。