十五夜
なぜ、こうも月に惹かれるんだろう?
別に月暦をいつも気にしているわけではないのですが、
栗ご飯にしても、お赤飯にしても、
何の気なしに作っているわけで・・・あとで「ああ!そうか~」と
月を仰いで 一人で納得しているのです。
確かめると十三夜だったり、十五夜だったりします。
古典では、上弦の月・下弦の月という知識も常識として以前は教えられて
地学の授業でも天文学で取り上げたりしたのですが、
このごろは、そういう知識を知らない人が増えてきたように感じます。
しかし、
とみに実感するのは、
私たち日本人は、太陽暦(西暦)はバイオリズムに合わないな~と・・
同じことを感じている人が多いんじゃないかしら。
日本列島に生きてきた人びとの時間は月のリズムでした。
私たちがこの月のリズムから引き離されたとき どんなことが起きるのか、
それが生活、身体と結びついていた伝統的行事の混乱、
ひいては現在の日本の混迷が証明しているのかもしれません。
自分がどんな時間の中で生活するのかということは
とても大切なように思います。
画像の3番目は、ラ・フランス(山形産)
ラ・フランスは1864年、フランスのクロード・ブランシュ氏が発見しました。
日本には明治36年に、山形県には大正初期に入りました。
ラ・フランスは別名「バターペア」と呼ばれ、
特有の芳香と、果汁がしたたるち密な肉質は、まさに西洋なしの最高峰です。
4番目の画像は『月の魔力』数学者の藤原正彦氏が翻訳なさっています。
藤原先生の、お二人のお子様は、満月の前後にお生まれになっているとか・・
単なる偶然でしょうか?
月と潮の満ち引きの関係を研究することは困難でしょうが、
祖父は、私が生まれるのを満潮で知ったと聞きました。
人体の80%が水なんだから、
当然のこと、引力に影響されていると確信します。
手前味噌でアレなんですが、
自然の法則みたいなものに、無意識のうちに
心身がジャストフィットしている 私の日々のくらしというものが
とても いとしいのであります。
良いお月見を・・・