七草がゆ、塩鮭
『白虎隊』2夜にわたってのTVドラマ、終わりました。
その前の『旅の香り・・』では、久々のヒロシさんにも会えてラッキー♪
テレビ朝日、大好き!(朝日新聞は・・・もごもご(-_-;)
歴史は、いつも勝利者側の視点から語られるので、「会津藩」について
書かれた書物は少ないです。
早乙女 貢氏の『会津士魂』(集英社文庫シリーズ)は、著者の曾祖父が
戊辰戦争で戦った会津藩士であったことから、気迫のこもった情熱的な筆致で
描かれているのが、際だっているくらいです。
会津藩は、「賊軍」ではなかったのですが、そういう汚名をきせられて、
藩をとられ、流刑のような処遇で東北地方や北海道に離散させられました。
私の住む町にも「会津会」という藩士の子孫のみなさんが結成している会が
あります。墓地や記念館も残されています。
獣道しかないような、荒涼とした土地を開墾しなければ生きていけない藩士の
屈辱は、いかなるものだったか想像に絶するものがあります。
寒さと飢えに耐え、「生き抜く」厳しさを 逆境を乗り越えて
士族のみなさまは誇り高く生きました。
魂のおきどころが、凡人とはちがうなと、身近に接して感じます。
私の恩師も、その一人でした。
一冊の本に値する、波乱に富んだ人生を誇り高く生きた先生でした。
会津藩士の姿を、彷彿させるオーラがありました。
私が会津を好きなのは、判官贔屓だけでなく、日本人が失った「凛々しさ」
「清々しさ」が愚直なまでにDNAとして受け継がれているからだと
思います。
歴史というのは、決して平面的に語れるものではありません。
勝者が、真の勝者ではないこともまた然り。