2007-01-16 新年俳句 俳句 #俳句、川柳 赤ちゃんの指をくすぐる初湯かな 新年の月を宿せる床柱 手相見の紋付き袴去年今年 穢土浄土しずかにこぼつ実南天 ささくれの心にしみる蜜柑かな 指先のささくれ立ちて蕪干す 初釜の男点前や七事式 寒梅に頭を寄せる五、六人 なまはげの野太き声を迎えけり 姫神の樹霊のひかり深雪晴 断ち切れぬ思ひくすぶる冬薔薇 国道の一直線に春隣 指先に灯油の匂ひ春の雪 昔よくモテたものだとちゃんちゃんこ あらたまや太平洋の怒濤音 法螺の音の遠きにありて深雪晴れ あらたまや芽を出すものの堅きこと 初夢や鎮守の森の息深し 嫁が君勝手知りたる悉皆屋 読初のいともやさしき南部弁 読初や墨の香りの手漉き和紙