narinattaのスイートプラン

気ままなライフ日記

Season of love

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歌姫 倉木麻衣さん


久々に楽曲の紹介♪

 この人、うまいわ!

『新京都迷宮案内』橋爪 功さん主演のTVドラマ主題歌。

この若さで、こんな深い歌詞が作れるなんてね~。


    心からシグナル送っていても
    常識の波に押し流され・・・(中略)


    歪んだレンズに映し出す
    四季は移ろい繰り返す
    人は皆同じルールで生きていないから
    全部抱きしめていて・・・(略)


    たやすく自分から  目をそらさないで
    傷ついて又 臆病になるけど
    愛はすべてのドアを開いて
    涙もいずれ乾くよ・・・(略)


リズムも歌声も、いい。

新鮮で懐かしさもあって。



ご存命のころ、作詞家の阿久 悠さんにお会いする機会がありました。

一度だけですが、20分くらい二人で会話したことを鮮明に覚えています。

場所は「ホテルニューオータニ

文藝春秋社主催の、某コンクールの

表彰式後のパーティーで。

阿久さんは、審査員のお一人でした。

闘病中で、身体も本調子でなかったのですが、

とても力強くお話して下さいました。

東北を舞台にした楽曲作りの名手でしたので、

私はとても親近感を持って、ご挨拶をしました。


お話の中で、「歌の心」ということをおっしゃっていました。

コンピュータで作曲をする時勢に、どうしたら人間の息づかいを

感じさせることができるか、

私は今、奮闘中なのですよ・・(笑)という内容だったのです。


それはずっと私も感じていたことで、

深くうなづきました。

あの当時、TKさんの「刻む電子音」の絶頂期!だったから

意味も何もない、耳ざわりな音(楽じゃない!)に

私は、うんざりしていました。

だから

阿久さんのこれからだよ!というお話に夢中でした。




ご逝去の知らせに

言葉もありません。

あのキラキラした少年の瞳を持った方が また一人この世からいなくなって。



でも、

こうして、倉木さんのような感性を持ったアーティストが

言葉の力を復活させているのを知ると、

阿久さんも、うれしいのではないかしら。


「歌は時代とのキャッチボール。

 時代の飢餓感に命中することがヒットではなかろうか」


Season of love』を聞いて、阿久さんの言葉と笑顔が

しみじみ、よみがえってきます。