『三国志』は漢文の教材なので、この映画は必見。
スケールの大きな作品は、やはり映画館で見なくちゃ。
米・中国・日本・台湾・韓国共同のアクション映画。
ジョン・ウー監督が、今度はどういう「鳩」を演出するかと
楽しみにしていたが、すばらしいカメラアングルだった。
メリハリの利いた展開、人物像、合戦場面の圧倒的な迫力。
諸葛孔明役の金城さんの演技はクールで、
大きな存在感があった。
金城武さん、台湾国籍なのね。お父様が日本人。
孫権軍の司令官・周瑜(トニー・レオン)もステキだった。
丞相・曹操はもっと「ワル顔」でいいのに・・
FUJIWARAの原西さんに似てるんだもの(笑~)
赤壁の戦いで曹操軍に立ち向かうために、
亀の甲から想を得た奇策が、映画ならではの見せ場を
作った。
ジョン・ウー監督は、決して好戦的な人物ではない。
たとえ「仁義」を貫く闘いであったとしても
「暴力否定論者」であり続ける。
幼い頃の貧困街での生活において、
他人から暴力を受ける事が多かったため、
映画の中で暴力を描く事によってその酷さを伝える意図があり、
「鳩」に「平和」の意味を込めていると述べている。
だから、全編を通じて残る情感は「やさしさ」につきるのだ。
1本調子の英雄活劇ではない いい映画だった。
来年のpart 2が楽しみ♪