漢字検定の闇
現職でものを言うのは気が引けるので
あんまり書きたくないのですが、
某番組でも告発されていたので、
ついに問題が表面化してきたな・・と思い、書きます。
記事引用はじめ
「財団法人「日本漢字能力検定協会」
(京都市、大久保昇理事長)が
漢字能力の検定試験「漢検」を通じ
多額の利益を上げている問題で、
文部科学省は9日から協会に立ち入り調査を実施する。
協会幹部の関連企業への業務委託なども判明しており、
同省は不明瞭な実態の解明を進め、場合によっては
何らかの行政処分を検討する考えだ。
漢検は資格ブームに乗って急激に受検者を伸ばし、
2007年度は約271万人で、
00年度の157万人から2倍近くに増えた。
検定料は受検する「級」ごとに異なり、
最も高い1級で5000円、
最も安い8―10級で1500円。
文科省は級によっては,検定実施に必要な経費を
大幅に上回る「料金設定」になっている可能性が大きいと
みている。
引用おわり
以前から、うさんくさいと感じていたので、漢検にはノータッチでした。
あれ、監督料をもらう仕組みになってるので、
積極的にやってる人もいるけれど。
な~んだか、漢検って、その内容にしては高額な検定料なので
そういうのに荷担したくないと思っていました。
なんでも20億円くらいの利益があるそうで。
法人税がどうなってるか、知りませんが。
先日、受検者が多くて監督が足りないって頼まれて
しかたなく 初めて引き受けました。
自分のポリシーが
こういう形で崩れていくのは 忸怩たる思いです。
でも、監督料はもらいません。
こういう教育系の天下り法人は、
まだまだ他にもいっぱいあるわけで
氷山の一角だと思うけれど、なんだか
教育という名の下に、子どもや保護者から 法外なお金を
とるのって、ひどいよ。
他にも
英検はもちろん、数検、理検、歴検、など急激に増えた。
達成感や学習効果は大いにあるだろうけれど
人の足下を見て あくどい利益をむさぼることが許せない。
センター試験の受験料も 高い。
しょっちゅうトラブルがある
リスニング機器、あれだって・・・変だよ。
買わせられるんだよ、みんな。
どうしても必要なものだとは 思えません。