映画館のホットドック
NINE
フェリーニの『8 1/2』
今週で、この映画が終わると知り、
友人を誘って夜の映画館へ。
ホットドックとコーヒーの夕食も、友人と一緒だから
楽しい。
NINE(ナイン)。
おすぎさんもほめていたので、期待していた。
豪華絢爛な女優陣の、踊りも歌も鍛え抜かれた表現力に
圧倒されっぱなしだった。
日本の女優さんをこんなに集めて同じのできるかしら~
(無理?)
久しぶりのソフィア・ローレン、貫禄と美しさに惚れ惚れ。
ケイト・ハドソンの歌う「シネマ・イタリアーノ」の歌唱力、
そのダンス! すばらしかった!
グイド役のダニエル・デイ・ルイスは
『存在の耐えられない軽さ』以来、ずっとファンだったので、
久しぶりに彼の姿を見ることができて満足。
ただ、
フェデリコ・フェリーニの『8 1/2』を、リメイクした作品だと
思ってみると
マルチェロ・マストロヤンニが演じたグイドのイメージが
ダニエルよりも ずっと印象が強い。
フェリーニの映画に、一時期ハマッていた私には
あの独特なシュールさが魔力だったから
NINEは、「うす味」風味。
誰もが理解可能なエンターテインメントに仕上がっている。
私には、、ちょっと物足りなかった。
40年以上たった今でも、『8 1/2』は不滅の映画だと思う。
フェリーニの代表作の一つ 『道』も名作。
(高橋大輔さんのフリープログラムの曲に使われている)
嗚呼! イタリアに行きて~な~~ァ