Savon de Tawaraya(石鹸)
▲古典文学の中に「追風用意」という言葉が出てくる。
美しい日本語。
人が通った後に香りが漂うように、身だしなみとして
香りを着物に焚きこめておくこと、という意味だ。
昔の人は香りを自分で調合して、衣類にたきこめていた ...
嗅覚が現代人より繊細だったような気がする。
恋人の香りを瞬時にかぎ分けるなんて上等じゃないか。
▲土地柄、米国人と隣席になったり、エレベーターで一緒に
なることがあるが、人によっては強烈なバニラやチョコ、
ココナツの香水で、鼻がひん曲がりそうになったり吐き気が
することもあり、なんであんな刺激臭を身体に染みこませて
平気でいるのか信じがたい。追風用意どころじゃなく向かい風。
▲奥ゆかしい和の香りがいい。
オーガニックな素材を大事にしてはいるが、いつも
無香料のものばかりだと、なんだか味気なくて、
たまには石鹸(液体ソープは有害)も香りを楽しみたく
なる。ふだん使っている浴用石鹸は「アレッポ」という
シリア産のオリーブオイルと、ローレルオイルが原料の、
お肌にやさしい無添加石鹸であるが、大人買いしてたのが
きれたので、なんか香りのいい石鹸ないかな~と探して
これに辿り着いた。
▲京都の旅館「俵屋」さんが薫りの文化を守りたいと、
花王と共同して作りあげたオリジナル石鹸。
ベルガモット、ローズ、サンダルウッド(白檀)、
ジャスミン、パチュリー、ラベンダー、ラブダナブ
などの天然香料に200種類をブレンドして完成した
もので、このように天然香料をふんだんに使った石鹸は
日本では唯一のものだ。かといって、
とんがった香りは一つもなくて、全体が絶妙なバランス
に調合されている。お香の優しさみたいな ...
▲箱を開けると、馥郁とした薫りが。
和菓子のパッケージみたいでキュート♪
奥ゆかしい
追風(残り香)にはもってこいの石鹸に出会った。
泡立ちがシルキーだし、洗い流すとさっぱりして、
お風呂から出ても香りが持続している。
京都の「ギャラリー遊形」でしか購入できない。
6個入りで1365円、1個200円はオトク♪
旅館近くの【ギャラリー遊形】
京都市中京区姉小路通麩屋町東入ル
TEL:075-257-6880 / FAX:075-212-8020
通販は、電話かFAXで。
▲『インセプション』観てきた。
ど迫力でスタイリッシュな映像と
テンポの早い展開に肝を抜かれた。
もちょっと時間がたたないと整理できない情報量。
これ、??派と!!派に別れる映画だな。
私は!!派。
子どものころ、
夢の中で夢をコントロール(創造)していたのを
思い出した。
「人は知らぬ間に夢に入りこんでいる。
ここからが夢だとわかる夢はない」
ところで
夢にも、薫りがあった??