干し柿
日本の伝統色はさまざまですが、
柿色・柿渋色はいかにも「日本の色」という気がします。
初夏・晩夏から初冬にかけて、柿の実のなる庭は
我が家と我が心を癒やしてくれる力があります。
冬にこうして、つるし柿をもいで、
じんわり甘さをかみしめていると、
今年ももう終わりなんだな~としみじみします。
いろんなことがあった一年。
今年は災難続きで
まわりに心配をかけましたが、なんとかぎりぎりセーフで
乗り切ることができました。
ありがたいことでした。
写真撮ったあと、
謹んでもう1個、いただきました。
「團十郎茶」というんですって。柿色。
江戸歌舞伎の宗家・市川團十郎家に代々伝わる色は、
弁柄と柿渋で染めた赤茶で、
歌舞伎の世界ではこれを「柿色」と呼ぶのだそうです。
かつては江戸三座のみが掲げることのできた三色の
定式幕に使われる色の一つで、
現在も歌舞伎座では黒・柿色・萌黄の幕を使っています。
荒事の芸を確立した五代目市川團十郎が
『暫』でこの柿色の素襖をまとってからは
「團十郎茶」とも呼ばれるようになったとか。
今日でも市川家一門の者がお家の名跡を襲名した後の
顔見世興行などで、役者がこの柿色の裃で着た舞台上で
口上を述べるのを見ることができます。(ウィキより引用)
海老様、
新しい年には、復帰なさるでしょうが、いやはや
とんだことでした。
大名跡を継ぐための試練だったのかもしれません。
しかし
酒癖の悪さというのは、禁酒でもしない限り治らないと
言われますが、はたして・・・。
明晩は、
「つげ義春的湯治場」で年を越します。
自炊専門の、昔からの木造宿。
自然に湧いている温泉に入ると
不思議と明日への活力が生まれてくるようです。
そもそも、「秘湯」と吹聴しているような
営利の匂いなど、これっぽちもない所が気に入りました。
パソコンなどない、じみ~な湯宿ですので、
これにて一年の御礼の言葉といたします。
ブログ仲間の皆さま、お世話になりました。
ありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎え下さいませ。