narinattaのスイートプラン

気ままなライフ日記

初物

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無花果(いちじく)


雨上がりの朝、無花果の実が何個か熟していた。
さっそくもいで、隣の奥さんに4個。
お仏壇に、職場に。
初めて無花果を食べた人が3人。
みんな、実の中に花があるのが変わっていると不思議そう。

リアクションがそれぞれ。
やはり、嬉しいのは、ちゃんと感想とお礼を言える人。
以前にも書いたけれど、
ちゃんと挨拶できない人が増えた気がする。
お礼の言葉が遅い、弱い。

今日も同じ部屋じゃない女性に1個ごちそうしたのだが、
なんにも言わない。
以前にもお菓子を何度かあげたときも、そうだった。
お礼下手な人は、ソンだ。
一般的な人間関係にもいえることで、誰かに何かをしてもらったら、
何かを頂いたら、すぐにお礼を言う、そして喜ぶのがいい。
そうすると、もっと何かをしてあげたくなる。
気を遣えない人間は、コミュニケーション不足になるので
親身な人間関係を築けない。
その人のために一肌脱ごうって気にならないもの。

してあげたことは、ずっと覚えていて、
してもらったことは、忘れやすいのが人間。
「 この間のおみやげ、全部頂きました。ありがとう 」
「 この間連れて行っていただいたレストラン、
  本当においしかったわ、ありがとう」 

別れたあと、メールでも電話でも、直接会った時にでも
なるべく早目に言われると、してあげた甲斐がある。
プレゼントをした甲斐がある。心が弾む。
またしてあげようと思うのが、自然の感情。
友情でも恋愛関係でも、基本は同じだ。
まして「食」の話題は、政治や宗教なんかと違い、
罪がないので、一番簡単なコミュニケーションツール。

やってもらって当然だとばかりに、何の気遣いも出来ず、
ほんのちょっとしたお返し(10円のあめ玉でも嬉しい!)も
できない人は
「 もう二度と、何もしてやらない 」と思われている。
結局、自分でチャンスを逃している。
早朝の朝摘みをした苦労も知らないで、
この人は 感謝の言葉もないのかと失望する。

だから、
ずっとおつきあいが続いている仲良しの友人は、
ちゃんとそこのところがわかっている人ばかりだから快適。
一種の識別法になっているところがある。
「気遣いのできる大人の女性」かどうか見分けるための。
打算的な人は、やはり自然に遠のく。


無花果は、魔法の果物。
薬効はもちろんのこと、
ヨーグルトやトーストに、チーズにトッピングしたり、
コンポートで食べたり、紅茶に入れたり、
ほとんどデザートとしての食べ方が多いけれど、
マスタードと塩とオイルを加えて混ぜて
焼いた鴨や豚肩ロースと合わせると
味わい深い秋のフルーツソースになる。

近々、女子会があるから、持って行こっと♪