昨日のオバマ大統領の広島でのスピーチに、品格と凛々しさを感じた。
ホワイトハウスの幹部の賛否両論がある中、
大統領でなくては表現できない言葉と行動を見せてくれたことは、
ひとえに彼の人間性によるものだろう。
被爆国日本の７０余年にわたる「よどみ」が、昨日で融けたことを感じる。
「謝罪」を叫ばなくても、十分に伝わったはすだ。
たとえ、オバマ大統領でも抗しがたい「闇の権力者」が跋扈するとしても、
あの１０数分に及ぶスピーチは、
長く人々の心に刻まれていくにちがいない。
にしても、逐次同時通訳をした女性の英語力、すばらしい！
どういう経歴の人なのか知りたい。
卓越した日本語力（語彙）がなければ、伝わらないメッセージだから。
大統領選が、今後どういう展開をみせていくか知らないけれども、歴代の大統領の中でも
オバマ氏は、卓越したバランス感覚の持ち主だと感じる。
沖縄のあの凄惨な事件の加害者が黒人であることは、心痛ましい。オバマ大統領の苦悩もまた。
伊勢志摩サミットが賢島で開催され、世界の首脳たちが一堂に伊勢神宮を参拝できたこと、
これは画期的な出来事だったと思う。
日本人の精神性の一端を感じたのではないだろうか。大いに意味のあることだ。
自然と人間との共生を五体感覚で受け止めた首脳たちが、今後、自国でどう反映させていくのか、
時宜を得たイベントであったと感じた。
清々しい神気の拠り所が、藁と木に象徴された「社」であることを
どのように発信できるか。
サミットで共通理解をしたと主張する「アベノミクス失敗を糊塗する」我が国の
首相の狡猾さはいただけないけれど。そもそも初めから「なんなんだ、アベノミクスって」
いまだに判明しない造語だわ。
我が庭の花たち
