narinattaのスイートプラン

気ままなライフ日記

訃報・・


なんとなく早く帰りたくなりました。
3時間休みをもらい帰宅して、雪かきや氷柱落としを続行し、
ほっとしたら電話が。
幼なじみのNちゃんからでした。
着信履歴を見ると、すでに3度もかかってきていました。
あわてて何かあったの?と尋ねると、
「K商店のお母さんが亡くなったの!」

先週、近所のK商店のMちゃんと会って
お母さんが心臓病で救急車で病院に運ばれて
今、安静にしていること。
来週早々に大きな病院で手術する運びになっていると聞き、
落ち着いたら、お見舞いに行こうと思っていた矢先の訃報でした。

慌てて着替えして徒歩でご自宅に向かいました。
お家でご遺体が安置されていて、
安らかなお顔のお母さん(享年66歳)に会いました。

本当に小さい頃からの長いおつきあいのK商店で、
主人とも生前、よく買い物に来ていたし、
このごろでは娘のMちゃんと仲良しになり、うちのALTと
一緒に映画鑑賞に行ったり食事に行ったりする間柄になっていました。
昨年9月頃に、お母さんが倒れた時に
病院では何も指摘されていなかったそうで、一時的な疲れなのかしら、
とばかり・・・。

元気な笑顔で「今日は遅かったんですね~」
「お帰りなさい~(^o^)」
「これ美味しいんですよ~」とやさしく迎えてくれたお母さん。
「いっぱい作ったから持ってって♪」とご家族のご飯を
 おすそ分けして下さったり。
 
その笑顔に会いたくて、特に買いたい物もないのに
ぶらっとお店に立ち寄って、世間話をするのが楽しかった。

いつもそこにいるのが当然の人が
急にいなくなる・・・どう受け止めていいのか。
ましてこれから娘のMちゃんが、お父さんと二人で
商店を切り盛りしていかなくてはならないわけで。

今日、帰り際にMちゃんがこう言いました。
「お母さんのようにはいかないかもしれませんが、
 私、がんばります。
 また一緒に遊んで下さいね!」

明日は、お通夜です。
Mちゃんの耐え難い悲しみは、
私も通った道なので十分すぎるほどわかります。

そして、わかったのです。
今日、私にしては珍しく時間休暇をとって早退したのは
お母さんが私に伝えたいことがあったから呼ばれたのだと。
今生のお別れをさせていただける時をつくって下さったのだと・・・。
本当に、今にも話しかけてくれそうな、やさしいきれいなお顔でした。
おかあさんのすべすべしたお顔の肌触りが残っています。

大丈夫だからね、微力ながらMちゃんをお守りします。
おかあさん、どうか安らかに。