映画2本
日曜日にタイヤ交換したついでに、映画鑑賞。
日曜日だというのに、
かつて栄えた商店街は、人通りがまばらだ。
午前中は、「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」
午後は「私の中のあなた」
どちらも☆☆☆。
アメリカって問題が多い国だが、こういう映画も撮る国柄なので、
やはりたいしたものだと思う。
発想が、日本人と違う。
マイケルは、総合プロデューサーだったのね。
すべてを熟知していなければできない演出と、
完璧なまでのリハーサルと仲間へのリスペクトを示す
誇り高い、素の人間像があふれている映像に心奪われた。
同時代に一緒に生きてたなんて、信じられない。
亡くなって、はじめてわかるすごさ。
環境破壊を止めたいという必死のメッセージも胸を打つ。
純粋なあまり、傷つくことも多かったマイケルの魂よ、
安らかに。。
アメリカは、
今時のテーマを、身近な舞台設定で描くのが上手い。
「臓器移植」における家族との葛藤。
近代合理主義では、割り切れないものを提示しつつ、
心があたたかいもので満たされる死生観に納得した。
キャメロン・ディアスが好演。
どの親も、子どものためならどんな犠牲もはらう。
今日逮捕された市橋某の両親がマスコミの取材を受けている姿は
心が痛む。
被害者のリンゼイさんの父親の姿もまた・・・。
森繁久弥氏、逝く。
子どもの時、社長シリーズ・駅前旅館シリーズをほとんど観た。
ちょっと色っぽい大人の会話が軽妙で、洒落た作品ばかりだった。
祖父が映画館のオーナーと昵懇で、子どもの1人くらい
チョロっと観てても何のことはない。
いつも祖父の家から、映画館に通う・・・
生意気な少女だった。