narinattaのスイートプラン

気ままなライフ日記

剽窃

剽窃ひょうせつ)・・・他人の作品や論文を盗んで、自分のものとして発表すること。
 
以前、大きな希望を持ってブログにも書いた万能細胞の論文のほとんどが、
実は剽窃・転用であった疑いが出てきた。
理化学研究所)という所は、出された論文をきちんと精査しないのだろうか?
博士論文もコピペであったとか。出典も記載されていないというのは、いくらなんでも・・・。
審査する指導教官のテキトーさに、呆然とした。
ふつう、学生が独自に書いた論文かどうかなんて、ふだんの様子からも指導者はすぐに判断
できるものだ。見抜けない早稲田の教授陣っておかしくないか?
まして今は、剽窃のチェック機能がちゃんとあるはずなのに。
それとも、学生のレポートがウィキのコピペの横行で教授陣の神経が鈍磨しているのか。
まず、若い研究者をサポートすべき指導者の、チェック機能の甘さを指摘したい。
これじゃ「なんちゃって博士」ばかりわんさか増える。
 
仕事柄、生徒の創作が本物であるかどうか、慎重に精査したうえで全国レベルの大会に応募している。
そうでないと大変な失態になる。 生徒個人の倫理的な責任も含めて、
主催者側に多大な迷惑をかけるから。
彼女がほとんど無審査で博士号を取得したとすれば、何らかの作為が裏にあるのだろうと邪推されても仕方があるまい。
 
サムラゴーチ氏のゴーストライター問題以上に、世界に対しての影響力が大きい。
慎重に時間をかけて精査して、検証結果を公表してほしい。 
だが、
ストレスを与えて作り出した細胞が
その後に受けるであろう偶発的なストレスに耐えることが可能なのか?
再現の難しさは、そういうことに由来するような気がする。
以前に量子力学の分野で、似たような話を聞いたことがある。
 
今後、日本の科学者の権威を失墜させてしまうのは、大きな痛手だ。 
この万能細胞が実用化されれば、と切望した難病の人に対しても背徳行為だ。
私も膝が治ると大きな期待を持った・・。
彼女の論文における根本的な甘さ、稚拙さは、本当に残念でたまらない。
論文の取り下げだけでは、すまない。
 
こんな稚拙なことがまかり通っている日本の科学界の存在すら危うい。
 
 
 
嘘は、いつかばれる。
かっぽう着を教室で見せて、生徒に講義した記憶はまだ鮮明なままだ。