2015-09-21 無花果 俳句 #俳句、川柳 無花果の樹液の匂ひ濡れる指 (いちじくのじゅえきのにおいぬれるゆび) 月の舟眉に一本白きもの (つきのふねまゆにいっぽんしろきもの) 脱衣場の灯りほんのり虫の宿 (だついばにあかりほんのりむしのやど) バッタ飛ぶ少年も飛ぶ裏畑 (ばったとぶしょうねんもとぶうらばたけ) 雲上はいつも青空涼新た 花氷指で溶かして人を待つ 父と観る戦争映画大西日 一粒の葡萄をつまむ泣きながら 夕立や印度カレーの鍋重し