夢大からくり展
29日(日)の午前中は、両国の江戸東京博物館へ。
ヒロシ仲間の友人と待ち合わせをして、念願の「文字書き人形」のからくりの
実演を見ることができました。すばらしかった!
からくり儀右衛門さんて、東芝の創業者なんですね~、知らなかった。
昔の職人のハイテクを、再認識しました。
アメリカから、150年ぶりに里帰りした「からくり人形」。
(なんで?誰がどういういきさつで?貢ぎ物だったのかしら)
終戦後のどさくさにも、日本の「スグレモノ」がいっぱい
アメリカに 持っていかれたんだよな~、没収同然の扱いで。
古伊万里とか螺鈿細工とか浮世絵とか・・いっぱい。
白人がメンテナンスできるわけもなく、
オブジェとして置かれてあったものが、
こうして戻ってきて、また新たな息吹をよみがえらす。
東野進氏の修復技術がなかったら、この復活もなかったわけで・・・
なんだか、不思議な巡り合わせを感じます。
友人が、風邪気味で同伴してくれたので、「文字書き人形」の気品のあるお顔
もっと見ていたかったのですが、そう勝手もできず、
あたふたと慶喜の噴水(精緻の極み)やら、山内一豊とその妻特別展を
ばたばた駆けめぐり、両国つったら「ちゃんこ鍋でしょ!」というわけで、
「巴潟」でランチ♪
おいしかった~。野菜たっぷり、だしがきいた、あつあつ味噌味ちゃんこ。
ごっつあんです!
午後は友人と別れて、有楽町へ。
集合時間の5時まで、時間があるので、映画でも見ようと。
他の女性なら、デパートで洋服とか見るのかな~。
私は、そういうの興味がない。っていうか、お金がない!
銀ブラなんかしたら、あれもこれも欲しくなって、
銀行強盗するやもしれんので、あえて見ないことに。
かねてから、見たいと思っていた「有頂天ホテル」「男たちの大和」
ジョディ・フォスターのなんとか(飛行機で娘がいなくなるの)
どれも時間があわないし、すんごい行列に圧倒されてしまい
東映は・・どれどれ・・・『博士の愛した数式』
ちょうど時間もぴったり!
行列はいやだけど、しようがない(田舎は、その点ラクだわ)
(間)
見て良かった!!
原作と比べるとね、多少の物足りなさはあるかもしれないし、
寺尾聰さんは・・・ちとイメージと異なる感じがあるかもしれないけど、
私は、素直にうれしかった。うるうる・・・
このところ、日本の映画、すっごくがんばってるので、拍手!!!
オイラーの公式って、おいらは数学さっぱりだから知らなかったけど、
「一人の人間が1つだけ足し算をしたとたん、何の前触れもなく、
世界が転換する。すべてが0に抱き留められる。
オイラーの公式は、暗闇に光る一筋の流星だ」
なんだ!私の求めてるものといっしょじゃん!!
ああ、こうやってすべてがつながっていくんだな・・・
この映画を見るように、道がつながっていたんだわ。
シンクロニシティ・・・だって、今夜お会いするメンバーは、
出版業界つながりで、この本と私は、奇妙な符合があったからなのでした(笑)
からくり人形だけじゃない。
人が生きることも、精巧なカムの働きによる か・ら・く・り 。