薄暮の校舎
学校に「お宝」があります。
お金では買えない貴重なもの。
それは[甲子園の土]
同窓会が提案して、その土を、
野球場に少し撒いて、再び「甲子園」の土を踏めるように
祈願のイベントをすることが決まりました。
そういう気持ちにさせるほど、今年の甲子園は感動的だったんだ~と
あらためて実感します。
祈願がかなうといいな。
ここんとこずっと、
スポーツ特待生を集める私学ばかり出場しているから
たまにはそうじゃないフツーの高校が代表になる
ミラクルがあってもいいんじゃないの!?
放課後の校舎には、独特な匂いがあります。
日中の熱気ムンムンな若者たちの残り香、
デオドラント制汗剤の香り、
チョークの粉っぽさ、
お日様の匂い、バッシューの匂い、
鉄臭さ、甘いパンの匂い、
それらがごっちゃになって、少しずつ夕闇の中に
溶けていく感じ。
私には、ごくありふれた日常の風景でも
人によっては、
たまらないせつなさや 郷愁をさそう空気感が
あるのではないかと思い、
今日は、夕焼けを背に校舎内を切り取ってみました。