雪の眠り
「太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪降り積む
次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪降り積む」
三好達治の詩である。
雪が降ると、すべての音を吸収して静かになり、
神経が安らぐためか
深き眠りに陥る。
雪はすべてをあたたかく包みこむ。
雪は冷たいというけれど、あたたかい。
不思議。
あの昔話の「雪女」の手は、あたたかいのかも。
ここ数日 朝 起きれない。
もうすこし、あと1分・・・なんてやってて寝過ごしてしまう。
ガバっと起きて、あたふたあたふた。
弁当作りもままならない。
「神はサイコロを振らない」
量子力学を批判したアインシュタインの言葉。
雪にともなう眠りの深さ(人も動物も)を数値で計測した
データはまだないが、
何かしらの法則があるのではないか。
「偶然ではない変数理論」みたいなものを将来解析できたら
おもしろいなと思う。
昔から言われる人の生死と潮の満ち引きの関係とか。
こんなことがある。
たとえば職場の人間関係で、
負のスパイラルにはまった人がいるとする。
すべて自分で蒔いた種なんだけど、そういう人って
なんでも空回りしている。
どんなに仰仰しく指導したところで、結果は×。
そういうとアレだが、当の生徒が気の毒だ。
しかし、負のオーラに引き寄せられる生徒がいることも
また事実なわけで。
「今度もダメだろう、うまくいかないなきっと。」
ビンゴ。
「神はサイコロを振らない」という言葉がよぎる。
そういう現象に、一定の法則が働くことを証明しえたら
アインシュタインはどう言うのだろう。
仏教では「因果応報」と言うが。