墓参。雪がやんで天気が良かったのはいいけれど、
風が強い。お線香をつけるのに一苦労だった。
婚家と実家の二つのお墓が近くにあって良かったと思う。
遠かったら老化とともに足が遠のきそうな気がするもの。
手を合わせて、あちらの皆さんと心で会話をすると、
なんだか日々のごちゃごちゃがすっきり洗われた感じがして
気持ちが良い。（でもまた明日になればウヮ～となるが）
よく昔のタレントさんが１人で亡くなったりすると、
「孤独死」と同情するようなかわいそうな報道がされる。
先日の山口さんの訃報も然り。
でも、なんでみんなでよってたかってああいうステレオタイプの
報道になるんだろう。
１人で暮らしているのが、そんなにかわいそうな悲惨なことなのか。
子どもも家族もいない人がああいう記事を読んで
不愉快な思いをしているのではないかしら。
それぞれいろいろな事情があり、自ら選んで独り暮しを楽しむ余生も
あるわけだし、人生は所詮孤独な一人旅。
独りで生まれて、死ぬ時も独りだ。
誰かいないと淋しいからと愛想笑いして沢山に囲まれる縁ではなく、
打算なしに一緒に歩いてくれる少しの縁を大切にしていきたい。
なのに、周りが上から目線で
その人の幸不幸を決めるなんてできないよ。
「孤独死=可哀想」 みたいな報道や価値観、ホントどうかと思う。
