明治神宮外苑のイベント会場で、6日夕方、
ジャングルジムの形をした展示物が焼ける火事があり、
中で遊んでいた5歳の男子が死亡したという人災事故。
謹んでお悔み申し上げます。
大学生のアートって都内でいろいろ見かけますが、安全確保は最低限のルールです。
着火剤として使うカンナくずを、あんな狭い格子の、子どもしか出入りできない所に垂らし、
照明用として白熱灯を中に置いた・・・って、ガキでも危険を察知できる軽率さ。
当たり前のことを、当たり前にわかっていない。
そもそも白熱灯を触ったことがないのかも?火傷するくらいの熱さだって体感できない?
なんという安直愚直。
顧問が付いていなかったのも杜撰です。
昔の大学生と今のとじゃ、20歳くらいの精神年齢のギャップがあるのは
接する中で、教官側もわかっていたはずです。
昔の大学生の「大人度」を標準とすれば、今の大学生の「大人度」は、園児並みです。
原っぱで遊んだ体験もなく、火の扱いや怖さも何一つ体験学習することもなく加齢したお子ちゃま。
高校生でも、目が離せません、このくらいのことがなぜわからないんだ?
ってことが満載の日々。何をやらかすかわかりません。
火を使用する文化祭など、教員はつきっきりです。
掃除させれば、サバイバル能力のなさが一発でわかります。
「一を聞いて十を知る」 は、死語になってしまいました。 教えているけれど。
以前は学年単位で実施していたキャンプも遠足もしなくなりました。授業時数確保のために。
こんなこと言いたくないけれど、
戦後教育の欠陥が生んだ、稚拙きわまる事故だと思います。
今後、学生のイベントは、よほど警戒してかからないと同じことを繰り返すでしょう。
唖然とするようなズレた言動や価値観をどうしたらリセットできるのでしょうか。
一部の愚かな若者のしたことと、言い切れない大きな問題が潜在化した今の事故です。
教育関係者は、氷山の一角として考えていかなければなりません。