narinattaのスイートプラン

気ままなライフ日記

渡辺恒雄読売新聞社会長


 何気なく見た「ニュース23」。

  筑紫哲也さんと渡辺恒雄さんが対談なさっていて、びっくり!

  読売と朝日の、かつては両極の政治記者だったお二人だったから。

 ナベツネさんは、

 「もういつ死ぬかわからない身だし、天国へ行くか地獄へ行くか知らんが、

  今の危機的な状況で、言わなきゃならんと思った。」と語りはじめました。

  靖国問題での小泉首相批判です。

  小泉首相の歴史的認識の甘さを、ヒットラーまで引き合いに出して、

  批判なさいました。

  一個人としてでなく、一国の首相としての、あの「パフォーマンス」は


 遺族会の票を意識した、公約遂行が目的で、

  哀悼の意でもなんでもない。



と、看破していました。


  そして、靖国問題を是非論で、左翼だ右翼だと決めつけてしまう

  風潮は、おかしい。とも、おっしゃっていました。

  私も、国を愛する人間として、戦死なさったたくさんの方々を

  お祀りしている靖国神社に参拝して、祈りを捧げます。

  もう二度と、戦争はしないと心に誓います。

  でも、アジア諸国に対して、かつての為政者がしてきたことを

  考えると、小泉首相の「政治的姿勢」には、違和感を強く感じます。

  ナベツネさんのこの発言は、現政権に、大きな影響を及ぼしそう。

  
  私は、先日もこのブログで、メディア批判をしましたが、

  大新聞社の巨頭が、テレビでこのような発言をすること自体、

  意表をつかれました。

  世を憂え、この国の危機的状況を、身を挺して

  警告されたナベツネさんに、感服いたしました。

  「ちゃんと言うべき人が、言うものだなあ・・・ナベツネさんは適役」と

  思いました。(なんもこわいものないもの、ナベツネさん)

  
  BSE問題。(横文字でごまかさず、狂牛病と言うべき)

  「きっこさんの日記」によると、1500トン(1000万人分)の

  BSE肉が、すでに市場に流出してしまっているとのこと。

  それを、政府は、回収もしなければ、業者を公表もしないと。

  「心配なら・・・食べなければ・・・いい」と小泉首相

  自分たちは、高級食肉を、高輪かニューオータニかプリンスホテル

  談笑しながら、おいしく召し上がっていらっしゃるんでしょう。

  カップヌードルやバーガーのエキスに「ヤコブ病に感染するかも・・」

  と、おののきながら、食べる庶民の食べ物は、関知しないということです。

  食中毒とは、わけがちがうのです!

  英科学誌「ネイチャー」によると、

  「日本政府が、過去に国民の健康上の危機に対処してきたやり方からみて、

   (人から人への感染について)適切な予防策が取られると信じる根拠は

   ほとんどない」

  潜伏期が長く、感染から発症まで10年以上はかかる変異性ヤコブ病。

  100%の死亡率。

  10年後、小泉さんは、オペラでも聞きながら

  「感動した!!」とおっしゃるのでしょうか。