まつも
転載した画像は、「乾燥まつも」です。
お湯につけて戻すと、青々となります。
ナガマツモ科という海藻類。
形が松葉に似ていることからその名があります。
俗にマツボ(松穂)ともいいます。
北海道から三陸を中心に、海岸の潮間帯の岩礁に生育します。
色は暗褐色で、全体にぬるぬるしています。
冬から春にかけて成長し、夏には 消滅します。
マツモは太平洋沿岸北部から犬吠崎あたりまでしか生育しておらず、
色も緑色ではなく暗褐色です。 採取時期は2月から4月ごろです。
寒い2~3月に採ったものが、やわらかくて香りもいいですが、
シケや雪風の日が多く、
岩場に生えていますから、危険だし、とっても寒い。
子どもの時、岩場にとんとん飛び乗って、
ガシガシ獲ったものでした。
風味や歯ざわりは珍味といえるでしょう。
うまい食べ方は マツモ鍋(鮭や葱、牡蠣も合います)と、
酢味噌和えでしょうね。
お酒のつまみに最高です。
お味噌汁も磯の香が広がって、なんともいえません。
これが出回ると、「あ、もうすぐ 春・・♪」と思うのです。