大琥珀展
琥珀色が好きなので、一度「琥珀展」に行きたいと思っていたら、
ついにその機会が訪れたので、日帰りで上京しました。
会場は、神谷町の「ロシア大使館」。
ロシアの世界遺産登録20周年記念企画のイベントです。
厳重な警戒態勢の中、
招待状がなければ入れないようになっています。
琥珀は4~6千万年の時をかけて樹木の樹脂が化石化し、
大地が育んだ自然の芸術品です。
優美な色合いから、高価な香水や洋酒の色に例えられ、
その色数は宝石の中で最も豊富です。
人肌のぬくもりと優しさ、豊かな量感をもつ琥珀の商品が、
所狭しと並んで目もくらむような美しい光を放っています。
今まで久慈の琥珀しか見たことがなかったので、この溢れんばかりの
琥珀がエルミタージュとエカテリーナ宮殿の芸術作品ということに
圧倒されるばかりです。
エカテリーナ宮殿の部屋壁面を琥珀工芸の装飾で
覆い尽くした「琥珀の間」があると知り、
実際に行って見たいな、と思いました。
琥珀の持つ「精」のパワーってすごい!
琥珀のようなゴールド色は古来では、よく太陽に例えられ、
崇められてきました。
太陽のエネルギーが凝縮している石です。
古の日本においても、天照大神の霊石とされているのが、琥珀です。
普通ならデパートの陳列棚の奥に鍵がかけられていて、絶対に
触れないような至宝が、
ここではゴロゴロと放埒に並んでいて圧巻です。
ロシア大使館って、シャンデリアが豪華。全面大理石の壁が
本物の冷たさと滑らかさを含んで、さすがに帝政ロシアの風格
ここにありって感じ。
ランチタイムには、エカテリーナさんというロシアの美人歌手の
「歌と弾き語り」
すばらしい音域と表現力に鳥肌が立ちました。本物はすごいな。
エカテリーナさんのコンサート動画→http://hp.geostyle.jp/ekaterina_blog/2009/07/index.html#entry-31904498
軽食メニュー
・ブリヌイ ス イクロイ(ロシア風パンケーキのイクラ巻き)
・サラート イズ セリオトキ(塩漬け鰊のサラダ)
・サラート オリーブ ソ スヴェクロイ(ポテトとビーツの赤いサラダ)
・ペリメニ(シベリア風餃子)
・カナーブ ピチェーニ ナ チョールニ フレープ(レバペースト黒パン)
・ヤズイック ス トゥショニイ(牛タンのクリーム煮)
・ピロシキ(揚げパン)
どれも程よい美味しさでした。
妹が大学時代にロシア料理店でバイトしてて、
よくピロシキやビーフストロガノフを作ってくれたのを懐かしく
思い出したわ♪
帰りは飯倉の「キャンティ」と
外国人が行く「デリカ」で買い物して帰りました。
好天に恵まれて、ありがたい一日でした。
こうして日帰りできる良き時代になったのね~。