2012-01-09 1月俳句 俳句 #俳句、川柳 餅花 餅花のかがやく南部奥座敷 門打ちに鹿の来てゐる小正月 蹠(あうら)はや感覚のなし松藻摘む 剪定の鋏の音や観世音 薪ストーブに迎へられたる友の家 かね下駄も馬橇の道も遠くなり 梅一輪媚びず同ぜず諂(へつら)はず 仮の世に何を残すや鏡餅 鏡餅木の椀を吹くお善哉 大寒や真青の空の塔光る 生けるものみな息白し自動ドア パチパチと薪ストーブの保護者会 大寒の地震警報夜のラジオ かき揚げやサクサクとした雪が降る 主宰が選んで下さった句 狼のごとしひっかき傷なめる