narinattaのスイートプラン

気ままなライフ日記

図書館のありかた

最近、尾木ママがやたらにツッコメそうな騒動が増えています。
これもその一つかしら。某図書館司書がつぶやいた「学校に行けないなら図書館にいらっしゃい」
ま~ね~、自由に利用できる空間なので、不登校児も居場所としてアリなのですが。

学校図書館でも、一時的に逃避場所として教室にいたくない生徒が来ることはあります。
が、保健室登校や図書館登校を全面的にOKとしたならば、はたしてそれが生徒にとって良いことかどうか
疑問です。
将来、各家庭でオンラインで勉強をする教育システムが主流になるとも思えません。
学校は、人間関係を学ぶ場所でもあって、社会人として協調性やコミュニケーションを鍛錬する面もあるのです。
心が弱いと、社会人として不適応になり自立できないので、誰かに依存せざるをえなくなる。
親が生きているうちはいいけれど、いなくなったらいったい誰に支えてもらうのでしょう。
結局、社会に依存することになるわけで。
そういう大人ばかりが増えてくると、とんでもない格差社会になり、犯罪が増えていくのは明白です。

不登校になりたくてなっている子どもはいません。
実は親の問題が大きいのですが、そこまで踏み込んで指導できないのが実情です。困ったことです。
スクールカウンセラーを各学校に配置して、ある程度の成果はあるでしょうが、家庭の闇の部分まで誰も立ち入ることができないから厄介。イジメの問題も背後にあるのは、「家庭。親」が元凶であることが多いのに、大きな事件があると、メディアも当の親も、学校を責めてくる。 現場の教員は箝口令をひかれて、誰もなにも言えない。
負の連鎖がずっと繰り返されることになります。
たしかに、その現場でかかわった教員や学校全体の指導のありかたに首をかしげることもありますが、
それだけを攻撃するマスコミの姿勢(尾木ママ的評論家も含めて)もどうなんだろうと思うのです。

公立図書館の司書の「死を連想するような」つぶやきは、賛否両論があるでしょう。
学校に行けない子どもを、こっそり包み込むやさしさがあればいい。
あくまで、こっそりと。