narinattaのスイートプラン

気ままなライフ日記

8月22日(月)雨の晴れのち雨

不快指数の高い1日である。

異邦人のムルソーは、「太陽がまぶしかったから」人をあやめた。
Mersault(ムルソー)→mer(海)とsol(太陽)
              →meurt(死ぬ)とseul(ひとり)

高校時代、実存主義文学を読みふけった。
「すべては虚しい」で完結するのは、もどかしく、
不条理を超える大きなものはなんだろうと模索した。

たどり着いたのが、なんと谷崎潤一郎

「刺青」のヒロイン
春琴抄」のお琴
霊感の宝庫、谷崎松子夫人

あこがれの女性像だった。
私も、こうだったらなあ。

谷崎は異端と言われようと自分の道を貫いた。
不条理を超えた、健啖家であった。

思えば谷崎は「南無観世音菩薩」を物語ったのではないか。
慈愛の力で、浅薄な虚無感を乗り越えることができたと思う。

念被観音力
延命十句観音経は、不思議なマントラ