三木卓 著『北原白秋』
三木卓氏直筆のサイン本を、いただきました。
上等なペンで書かれたと思われる青い文字で
私の名前も、書かれてありました。
北原白秋も三木氏も、幼い頃病弱だったといいます。
だいたい男子は、脆弱なことが多いです。神経も繊細だから、
育てにくいと。
女子は、生命力が盛んですから、小学校時代は女子が男子を凌駕します。
中学くらいから逆転するのよね、女子が異性を意識し始めて
シナをつくるようになると、あれよあれよと男子の背が伸びる。
これから生まれる子供の割合は、どんどん女子が増加傾向に。
ゆゆしき比率ですよ、これは・・・
環境ホルモンのせい?それとも・・・とにかく女子のパワーが強いわ!!
受験でもコンクールでも女子が圧倒的に強いのです。
「せめて、上の管理職くらいは、男に花を持たせないと、居場所がなくなりますね~(笑)」
三木先生は、おっしゃって苦笑なさいました。
「ああ、そうか!そうなんだ・・・」発想を変えればなんのこた なかった。
職場の男性優位について、そう考えれば、何も目くじらを立てなくてもよかったんだわ。
白秋も三木先生も、腸チフス、ポリオ、ジフテリア、敗血症など、たてつづけに
死にかける経験をとおして、「生きること」ただそれだけの恵みを、
意識・無意識の両面にわたって受け止めた人生だったのです。
子どものころの苦渋に満ちた経験をした人は、転生が
つまり、何度も生まれ変わりをして修行を積んできた、魂のレベルが高い人たちです。
ですから、他の人たちが耐えられないことでも耐えられる強さを持って生まれてくるのです。
三木先生のような、「魂のレベルが高い人」と、
どれだけたくさん出会えるか、これが人生の醍醐味でもあるように思えてきました。
逆に、誰からも忌み嫌われている職場の上司。
彼は、直属の上司であったころ、私の積み上げてきた成果を横取りしました。
その時は激怒しましたが、何年か過ぎれば、ちゃんと答えが出されてくるものです。
そういう生き方をする彼は、日増しに悪相になっていきました。
まわりから、距離を隔てた接し方しかされません。
「ああ、この人は生まれ変わりが少ない、若い魂なんだ」と実感できるように
なりました。
ですから、目先の人間的なとらわれは、
天から俯瞰すれば実に他愛ないものであったりするので、
ゆったりと
自分のベストを尽くしたら、あとは天の理に従うのが「良い生き方」と
思うようになりました。 大筋はこんなところで、
あとは自然に・・・微調整をしながら・・という感じかしら。
好きなように(利己主義ではなく)生きて、
天の理にかなうなら、最高じゃん♪♪
論語の「従心」の意味が、ようやくわかるようになりました。