霊供膳(れいくぜん)と精霊馬(しょうりょううま)
お仏壇のご先祖様にお供えするご飯を、
「霊供膳(れいくぜん)」または「仏膳(ぶつぜん)」と言います。
普通は、精進料理で肉や魚はお供えしません。
お盆の供物の中で きゅうり と なす に 箸・楊枝をさしたもの を
「 精霊馬 ( しょうりょううま )」』 と呼びます。
昔から 先祖の精霊は 「 精霊馬 」 に乗ってくる と伝えられ、
きゅうり を 「 馬 」 に例えて、
少しでも早く霊があの世から帰って来る ように、
また なす を 「 牛 」 に例えて、
お盆が終わってのんびりあの世へ帰って行く ように、
との願いを込めて飾ります。
今朝は、6時に墓参しました。ちらほら人がいましたが混雑してなくて
朝日と共に合掌して、ご先祖様に感謝の祈りをささげました。
今年も無事にお墓参りさせていただけます。ありがとうございます。
ご先祖様に、言葉に出して話しかけると喜こんでくれますよ♪
私は、あの世もこの世もつながっていると思っていますので、
目に見えない世界だから、心で祈ってりゃいいんだとは考えません。
コトダマ(言霊)は、次元を超越します。
空は穏やかに澄んで風もなく、お灯明の炎やわらかく
お線香の香りも馥郁(ふくいく)として、身体を包んでくれます。
「無神論者」の夫も、このごろはちゃんとお数珠や仏具の
使い方を覚えるようになり、
「すべてに仏性有り」なんだな~と実感します。
お寺から帰る道すがら、
「お参りすると、心がすっきりするでしょ?」と聞いたら
「そうなんだよな~」と 夫。
今頃わかりましたか(笑)だんなさん。
(精霊馬は夫が作りました)