narinattaのスイートプラン

気ままなライフ日記

桃の季節ですね~♪
手のひらに包むと、ほんの少しの産毛の感じが少女ぽくって
水道で洗って産毛をきれいに取り去り、スルッと皮を剥くときの触感がたまらない。
「あ~れ~~~」って叫ぶ娘っこの帯をグルグル回す悪代官みたいなワタシ(笑)
石垣りんさんは『シジミ』という詩で、シジミたちに悪魔のささやきをしていたが、
ワタシも桃と対面するときは、おんなじ気分だ。
 
両手で桃の艶やかな肌を包み、したたる汁が両手の指の隙間からこぼれるとき、
なんて果物は「セクスィ~」な生き物なんだろうと思う。
セクスィ~部長より、セクスィ~な桃よ。今年も会えたね。 チュッ。
 
 
 
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 にしても、と今日を振り返る。
同じ食べものでも、両手でがぶりとやるとき、
許されるものとそうでないものがある。
皮をむいた桃のすべらかな肌は、だんぜん両手で滴を垂らすのが美しいが、
半額の値札がくっついたまんまの菓子パンの袋を ベリベリ破きながら、
テーブルに両肘をついて、両手でがぶりと菓子パンをやっつける中年オバの姿は
美しくない。
ハンバーガーやホットドックみたいのなら、両手は当然使うべきなんだけど、
生活の「疲れ」が見えるんだよ、半額シールの菓子パン がぶりはさ。
自分の家なら好き勝手すればいいけれど、職場の人の目があるのに。
せめて、人目のないところでシールを剥がして置くとか、
お総菜でも半額パックのを 別な容器に入れ替えるくらいの配慮っていうか、
美意識がないのか。
それ以前に、恥ずかしいわ。人前でパンツ脱ぐくらい恥ずかしい。
デリカシーって、いつどうやって育まれるのだろう。
「食のマナー」って人の「素」が透けて見えるから、ご用心ご用心。
何年も臨時講師がんばってる娘みたいな同僚が、
昨夜のご飯の残り物をお弁当箱に詰めてきました的なほうが 断然美しい。
お金のあるなし関係ない。地位も肩書きも関係ない。
その人自身の「素」が、最後に 人間関係でものをいう。
 
一句   大人びた少女の恋やピーチパフェ