narinattaのスイートプラン

気ままなライフ日記

あれから5年

5年前、前任校で被災しました。 5時間目の授業中でした。
ちょうど翌日から神奈川県の某大学に生徒を引率することになっていましたが急遽取りやめになり、
私も今の学校に異動が決まり、慌ただしく5年の日々が過ぎていきました。
同じ東北の民として痛みを分かち合い、自分でもできることをしてきましたが、
まだできることがあったのではないかと悔いが残ります。
隣の席の若い同僚が、当時仙台で教員として働いていたので、直接大きな被害に遭遇しています。
彼は、今日一日休みを取り、仙台で追悼の儀式に参加すると言って出かけました。
翌年、私も仙台に行ったとき、いたるところで被災の惨い傷跡(建物など)を見ました。
心の傷は言葉にならないくらいの深さであることも痛感して、簡単に慰めなど言えない気持ちになりました。
オリンピックの開催が決まったときも、心から喜べなかった・・。そのお金を復興にあててほしいから。
個人としてできることと、国としてできることの差は大きいです。
もっともっと、東北の、フクシマの悲しみを共有する政策がほしいと思いました。

今日は、学力検査の選抜会議があり、一日中カンヅメです。
明日は早朝から生徒2人連れて、久々の上京です。 
楽しい旅にしたいものです。

さて、
去年12月、広島県府中町の中学3年の男子生徒が、
誤った非行歴に基づいて進路指導を受けたあと自殺した問題で、
担任の教諭が合わせて5回行った進路指導の面談は、いずれも教室の前の廊下での立ち話で、
書類では記録が残されていなかったことが判明しました。
これはもう言語道断です。こんな指導はありえません。
誤った記載のままで誰も気づかなかったというのは、いったいどういうことなのか?
口頭で立ち話で進路指導ですか? 次から次へとずさんな現場の状況が露呈するのは同業者として
本当に・・・唖然。 諸事情が他にもあるかもしれませんが、これじゃダメでしょ。