narinattaのスイートプラン

気ままなライフ日記

8月30日(火)新涼

享年47歳で、母は逝った。
妹が大学受験で一緒に上京した夜、
大学時代の友と六本木で飲んでた。

突然、頭に激痛!!!
バーベルを束ねてぶん殴られたような。
目を開けていられないほど、ふらふらになって
ホテルへ戻ったら、
フロントから、母危篤を告げられた。
妹と夜汽車に揺られて、窓に流れる
雨粒をみながら、母の死を直感した。

血栓。突然のことだった。母の死を
どう受け止めていいものか、長い間、自失していた。
あの脳天の激痛は、母のメッセージだった。


母には、何の親孝行もできずに死なれたので、
今の母(父は、7年後再婚)には、できるかぎりの
ことをしていきたい。

5年前に他界した姑を看取るときも、いろいろな
不思議を体験した。
寝たきりの姑の下の世話や食事など、仕事を早く
切り上げて家事に追われた日々。
泣きたくなるときもあったが、必要とされている
ことも強く感じていた。
臨終の間際に「ありがとう・・」と自宅で息を
引きとった姑
病院で死ぬことをとてもいやがっていたから、
大往生したといえる。

実の母を看取ることが出来なかったので、姑には
できるかぎりのことをした。
通夜から7日間ほど、ずっと姑は、家にいた。
姑の存在が見えないだけで、そばにいるという
空気感があった。
別な次元に移動するまで、スタンバイしている様子で、
「ああ、死ぬと生きるとの境界って、ないんだな」って
わかった。
生前と変わらず、普通の会話が出来そうな感じが
いつもある。