果実酒(ゆすらうめ)
サンドウィッチ(レタス、きゅうり、トマト、卵、ツナ、フルーツ他)
朝のニュースで、
ぶら下がり健康器で首つり自殺したって人のことを言ってた。
何も「ぶら下がり健康器」を使わなくたって・・・
「健康器」だよ・・・死者にムチ打つわけじゃないけれど
シャレか?!
あれは、飽きられてもせいぜい洗濯物を干すとか、
衣服掛ける御用をしてるもんでしょうが・・
「ぶら下がり健康器」に失礼じゃないか。
「文藝春秋」最新号に「見事な死」という特集があって
私の好きな 幸田文さん、茨木のり子さんが載っていらした。
石垣りんさんや沢村貞子さんもそうなんだけど、
かっこいい生き方をした方は、やはり死に方も見事だなって思う。
「ぶら下がり健康器」で最期を遂げる人って
いったいどういう生き方をしたんだか・・・
こんなふうに赤の他人にあれこれ勝手な想像されるんだから
簡単に死ねないよねえ・・
1月10日は、母の祥月命日。
母は46歳で逝きました。
写真の果実酒は、姑の遺してくれた「ゆすらうめ」10年もので、
きれいな色がいとおしい。
身近な人が亡くなっていくのを側で無力に立ち会うことで、
死というもののかたちが変わってきたような気がする。
あの世とこの世が混じり合ってきたというか・・
現実的は、まだ死ねないなと考えながら、
そっちにいる人を思うと、そっちも悪くないな~と。
薄皮一枚隔てて同時に存在するんじゃないかなって思うんだ。