焼き肉チェーン店
今夜は職場のイベントで、みんな、
とある「焼き肉チェーン店」に 出かけました。
私は残業があったので、行きませんでしたが。
本音は、そこの焼き肉店が、アメリカ肉の推進店だと知って
いたので、行きたくなかった。
でも、職場のみんなに「あそこはやめといた方がいい」とは
言えないわけで・・・
私は、輸入が禁止される前に、国内の市場に1500トン以上の牛肉が
流出してて、ルートも未確認なことを知っていますが、
それを意識しない人たちに「これこれこうだ」と知らせてやめさせるのは
かなり、キツイ問題です。
みんな、そう重大に思っていないのかな・・・だって、平気で、
ルンルンして出かけたもの。
自分だけは大丈夫、そんなことはあるわけがないと確信してるふうです。
昼間も、誰かがおいしそうに、カップラーメン食べてた。
あれ、いい匂いがするのよね~。
私は、もうあの手のものは口にしないですが、そそられる匂い。
あのスープは、肉骨粉からできてるのに、おいしそうに食べてる。
だけど「やめたほうがいいよ!!」なんて言えない。
もっと大きな社会の流れとして意識改革を促していくのがベストなんでしょうが、
食品業界とのバランスを、うまくとらないといけないでしょうし・・・
子どもさんのお弁当作るとき、今時の冷凍食品は、
本当におしゃれになってて、友達がそういうの持ってくると、
「おかあさん、うちも冷凍食品のおかず、みんなと一緒のにして!」とか
言われちゃうと、「あれは有害だから」とデトックスモードで説得するのも
難しいでしょうね。
年頃の子どもは「みんなと一緒」が好きだから。
学校教育の中で、「家庭科」の時間がどんどん減らされています。
家庭でも学校でも、食育を学ぶ機会がなくなっているのは考えものです。
箸の使い方はもちろん、
野菜とお肉の違いもわからなくなってるんじゃない?
2極化しています。
家庭でちゃんと家事分担をさせてる子どもと
勉強だけさせている子どもと。
自分の口に入るものが、いったいどんなルートで生産されているのか。
たくさんの命の犠牲の上に、自分が生かされていることがわからないんじゃ、
感謝の気持ちも育たないと思います。
もっと、「食」を通じて学ばなければならないことが、
たくさんたくさんあるのに。
マスコミは、巨大広告産業が露骨に干渉しています。
2月14日の「バレンタインデー」のお祭り騒ぎは、
CM業界の絶好のエサ。
日本くらい踊らされてる国って、ないと思う。
男の子たちは、毎年大変だ。
もらったの、もらわないのと大騒ぎだし。職場もね~。
モテル・モテナイと悲喜こもごもで。
もうそろそろ、おかしいなって疑問を持たないと。
生きることは考えること。目先の利益だけじゃなく、
本当に成熟した国家を作るために、真剣に考えないと。
為政者にとって、やりやすいのは「何も考えない民」を
マインドコントロールすること。
アメリカが、牛肉輸入禁止に対して反論した言い分が、
「日本車が、たとえ故障しても、アメリカは輸入を禁止したことはない」
って。
これって、日本人をとことんバカにしてるから言える言葉です。
日本人がちゃんと考える大人社会だったら、
もっと怒るはずなんだけど。
食に鈍感な国は、すべてに対して鈍感になってしまうのでしょうか。