narinattaのスイートプラン

気ままなライフ日記

美輪明宏さんの講演会。その①


青いロングドレスに金髪の長い髪で、

 さっそうとステージに登場なさった美輪さん。

 2,200人の超満員のホールは、熱い歓声で迎えました。

 たったお一人で、2時間もの間、休憩も取らずにお水も飲まずに、

 一気に流れるようにお話なさる美輪さんのお声は、

 音響研究所のデータ分析によれば、この世にはない、究極の癒しの

 波動を持った「声」だとか。

 確かに、似たような声を探そうにも、なかなか思い当たりません。

 故 淡谷のりこさん(歌手)の声質が、近い感じもします。

 なにしろ、上品な言葉。言い回しの中に、時々、辛辣な批判や

 ドスの効いた一撃、やさしい慈母観音のような童謡を織り込みながらの

「日本文化論」。聴衆を飽きさせない話芸に、引き込まれてしまいました。

 トークショーでも、演劇でも、音楽会でも、チケット発売の15分後には

 完売してしまうのもわかります。しかも4ヶ月前に。

 ジャニーズ事務所も、真っ青になるくらいの人気!

そこまで至るまでに、相当な努力と積み上げてきた力がおありになるからでしょう。

年齢がわからない「若さ」です。芸歴54年とおっしゃっていましたから、ぽっと出の

芸能人は、美輪さんから見れば、すぐにお見通しなわけで・・・ですから

ヒロシさんが気に入られたことは、とっても嬉しいです。

「こういうキャラですから、わたくし、シンデレラのような役を与えられるかと

 思いきや、宮崎駿さんからは、もののけ姫とか荒れ地の魔女とかいわれまして・・

 久々の大河ドラマも、陰陽師の役でしたし・・」と笑いを誘いながら、

 徐々に、戦後の日本文化が、いかにアメリカのヤンキー文化に汚されてきたか、

 それまでの、日本の謙譲の美徳、礼儀正しさ、様式美、日本人が古来から継承

 された精神の高さが、アメリカの野蛮な文化に隷属させられてきたかを、

 戦前戦後のエピソードを織り交ぜながら、若い女性にもわかりやすいように

 お話なさいました。

 そして、アメリカに追随するだけの自民党には、決して投票しないで下さいと

 親が子を殺し、子が親を殺す精神文化を作った元凶は、自民党の愚かな

 政治家たち。甘党でも辛党でもいいから、自民党には投票してはなりません。

 このままですと、ますますこの日本は悪くなるばかりです。と断言なさいました。

 そして、「衣食住」の観点から、現状分析したユーモアたっぷりのお話は

 また、次回に・・