『東京タワー』 オカンとボクと、時々、オトン

楽しみにしていたドラマでした。

鼻がツンとして何度も涙がこぼれました。

「泣かせようとする」ドラマは、泣けませんが、泣かせようとしてないドラマは

泣きます。


このドラマ、久しぶりに久世光彦さんが手がけたというのに、お亡くなりになって

しまいました。

でも、脚本の土田英生さんは、『錦鯉』でヒロシさんを起用した演出家で

そのセンスは、久世さんも絶賛なさっていた方。


キャストのみなさんも、かつて「向田邦子新春ドラマ」で顔なじみの

豪華キャスト！


評判通りの、すばらしいドラマでした。

田中裕子さん、キュートで慈母観音さまみたいな笑顔。

りりー・フランキーさんそっくりの大泉洋さん！　うまい！

最後の東京タワーの係員の小林薫さんのチョイ役ぶり（笑）のしょぼさ。

チラリと、

ヒロシさんとそっくりな表情をするので、やっぱり！

以前ブログに書いたとおり

これは、ヒロシさんに演じてもらいたかったな～。


三谷幸喜さん、宮藤官九郎さん、そして土田英生さん。

コメディ作家の御三家と言っても許されるんじゃない？

土田さんの日記を読ませていただくと→　http://tsuchidapage.seesaa.net/

ヒロシさんの努力と才能を高く評価されていらっしゃるので、

これから、役者ヒロシ（斉藤健一）さんの活躍が増えてきそうな予感がします。

ヒロシさん、一皮も二皮も脱けてきた感じです。


ともあれ、


リリー・フランキーさんの本は何冊か読みましたが

彼のやさしさが十二分に伝わってきたドラマなのでした。