予報では雨と言われていましたが、好天に恵まれ
無事に夫の一周忌法要を終えることができました。
法要を勤めて下さった和尚様は、以前から夫も私も
好意を寄せていて、親しくお話をしたこともある方で、
葬儀も法要もその和尚様が偶然担当なさることに
やはり不思議な「ご縁」を感じて涙がこぼれました。
すべての段取りが順調で、何かの守りを感じました。
奇しくも夫の呼吸が止まった時間に 読経が終わったのも。
今日は日曜日なので、１０件も法要があるとかで
たくさんの方が参集されておりました。
私どもの法要が始まる前に、不穏な空気を感じ
振り向くと、２０代の女性が身体を小刻みに震わせて
何かあらぬことを言い始めました。
数人の親族が周りで困惑しています。
以前、三十三観音霊場巡礼をしていたときに、
同じような状態になった女性がいました。
憑依現象です。
浮遊している未成仏霊、または気づいてほしいご先祖様が
憑いて、当人の力ではどうしようもないのです。
そばに行って力になろうと思いましたが、
しばらく様子を見てからにしようと思いました。
気力が萎えて、高熱と痙攣でうなされている人のようです。
そんな時は、まず水を飲ませて落ち着かせることです。
手を握って、背中をなでて「南無観世音菩薩念波観音力」を
幾度もお唱えすると、だいぶ鎮まります。
臨ﾘﾝ 兵ﾋﾞｮｳ 闘ﾄｳ 者ｼｬ 皆ｶｲ 陳ﾁﾞﾝ 裂ﾚﾂ
在ｻﾞｲ 前ｾﾞﾝ ･･･『九字護身法（ くじごしんほう ）』 で
除霊する行もあります。
でも、行者でもない人がやるのは危険です。
しばらくすると、その女性は落ち着いてきました。
一生懸命、合掌しています。
親族が電話で誰かに迎えに来てもらっていましたので、
お寺から出たのでしょう。
私が法要を終えたら、もう姿は見えませんでした。
神社仏閣では、いろいろな現象があります。
弱気で、迷いや不安な波動を持っていると、何らかの共鳴が生じるようです。
依頼心や甘え、自分の中に宿る神性が揺れている人は注意が必要です。
不思議と女性が多いのです。
ご先祖様に感謝の気持ちを伝えるのが、法要の心構え。
ご用心。
