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気ままなライフ日記

下人化する社会

1年生の現代文で、書かせた『羅生門』の感想文に、
ある生徒がこう書いてきた。
「今、老舗のデパートやホテルのレストラン、有名な外国紅茶の店まで
虚偽の表示をして安い素材を高く売っている報道を聞いて、
老婆の自己正当化する部分『髪の毛を抜かれた女は、生前、蛇を干し魚とウソをついて
帯刀の陣に売りに行った・・・だから自分のしていることも許される・・・』という文章に
重なるものだと感じた」
 
下人化する現代社会を、若者が嘆いている。
 
本当に・・・もう、どこを信じていいのやら。
「誤表示だった」、「意図的に事実でない名称を用いたとの認識はない」
こんな言い訳がまかり通る世の中になってしまったのか。