仙台博物館に行ってきました。
朝7:04分発 9時ちょっと過ぎに博物館到着。
まだ人もそれほど多くなく、余裕を持って拝観いたしました。
もともと仏教や仏像に傾倒しており、仏教系の大学にも行きましたから、
数多の仏様は拝んでおりますが、
「女人高野」から、癒しの「みほとけ」が東北にいらっしゃるなんて・・・初めてのことで驚きました。
東日本大震災復興祈念特別展。
あの慈悲に満ちた 涙をたたえているように伏し目がちなご尊顔。
女性的なふくよかさと凛々しさは、万人の苦しみを救う強さを感じさせます。
どんな仏師の方が彫られたのでしょう。 相当な霊力を持った人でなければ作れないお姿です。
圧倒されます。 背面のドレープも優美。
ご本尊をお守りする十二神将立像も全部揃って、一体一体に強い魂が漲っています。
しかも、360度から見られるなんて! まさに超絶技巧の職人技! 運慶作って言われています。
躍動感・迫力がすばらしいので、いつまでも見ていたい気になります。冷房がきつくて無理だけど。
奈良から仙台まで輸送するのに、どれだけの人の祈りと技術があったのでしょう。
繊細な木彫りですから、破損などは絶対に許されません。
完全なる美の極みを損なわずに、移送するなんて並大抵の力ではありません。
稀有なみ仏との仏縁に感謝いたします。本当にすばらしい時間でした。。8月24日まで。
あ、そうだわ。
山中の岩窟が「龍穴」とみなされ、水や天気を司る雨乞いの祈願も行われる土地。
生徒を引率するとき100%晴天なのは、龍神様の守りを頂いているからと信じております。