葡萄を摘みました。アケビもパッカリ口をあけましたよ。
秋日和、爽やかな一日を窓全開にして風をいれています。
久しぶりの休日をのんびり過ごしたい。
昨日、AO入試の生徒の集団討議の最終仕上げをしました。
たくさんの同僚に声かけて、グループ作って丸一週間放課後練習。 なんとかモノになっていれば・・と
昨日、ボランティアをテーマにして意見を述べさせたわけですが、
今まで、借りてきた言葉を暗記するばかりで、自分の言葉で「話す」ことができなかった生徒が、
ついに自分の「素」で言えるようになったのです。
そして、これが大事なことなのですが、「泣いた」
これ、私流に言うと「大化けした」ってことの証なのです。
今までいくら指導しても入っていかなかった「自我の固さ」がほどけて、「気づき」が生まれたときに
堰を切ったように、ボロボロ涙を流す生徒は、100%本番でうまくいく。
泣かせるまで、間に合うかどうか、ギリギリでした。
20日(火)が二次試験だから、どうか10人のうち5人に入ってくれ。
あとは、しっかり私が貸した小論文対策本の中身をインプットすれば、どんなテーマが出ても
動じない気持ちが仕上がったと言えます。 要は「気持ちの持ち方」
「泣く」までいくと「大化け」する。コレ私の持論です。
しかし・・・たった5人の生徒をAO入試で合格させるために
こんな厄介なことを高校に強いる大学、あるいは文科省。やんなっちゃう。
私の頃みたいに、受験したきゃ、自分で勉強して普通に受ければいいだけなのに。
予備校企業みたいなことを、休日返上してまで公立高校にさせるなんて、どうかしてる。
何十時間も費やして手取り足取り、過保護に面倒見て、
「打たれ弱い脆弱な人間」ばかり増やしているようで、すっごく矛盾を感じる。 いいのか、これで!?
教員のサガで、とにかく生徒のためにと思ってやってるんだけど・・複雑。
さらに、推薦入試を受けたければ、本を読めと言いたい。
心に蓄積が何もないと、小論も面接もスカスカだもの。
短時間で指導できるわけがないのをするんだから「魔法」と呼ばれるわけだ。
本当にこれ深刻な問題です。