narinattaのスイートプラン

気ままなライフ日記

カフェ・ジターヌ


出張からの帰り道、おいしいコーヒーが飲みたくなりました。
緊張した神経をなだめるのは、薫り高く苦みのあるコーヒー。

なかなか「これだ!」と思うお店に会わなかったのですが、
今日やっと見つけました!

なんとなくいつもの国道からそれて
左にハンドルを切ると、
「自家焙煎」のクラシカルな店構えが目にとまりました。
こういう直感が鋭いのが、私のとりえです。

店内はコーヒー色に統一されたシックな内装。
漂う香りは、本物の味を予感させました。

運ばれてきたきた「イタリアンブレンド深煎り」
一口飲んで「やっと会えた・・」と感じました。

今年の3月にオープンしたこのお店のオーナーは、
東京下町(台東区)の「カフェ・バッハ」で修行したそうです。

特徴は、店内で欠点豆をハンドピックで
選別する作業をしている奥様の姿でした。
「一つでも、欠点豆が混じると、コーヒー全体の味が駄目になるので・・」

焙煎室があり、「コーヒーは鮮度が命です。
 2週間経過した豆は、お客さんに出しません」とも。

メニューは、コーヒー各種とバウンドケーキ?(くるみなどの)だけでした。
よほどのこだわりがなければ、できませんよね、今時。

コクのあるまろやかさとかすかな苦みが絶品で、
変なエグミが全くないのです。
のどごしがやさしいので、2杯目は「ジターヌブレンド」をおかわり
しました。こちらも風味絶佳。

どちらも挽いてもらって、家でも楽しむことにしました。
また、ここに来ることになるでしょう。居心地ががとっても良い店ですから。

「ジターヌ」の意味は?
「ジブシーの踊り子さんのことです。転じて一芸に秀でた
 技の持ち主とでも・・」
「ジタンってありますよね?」
「ええ、フランスタバコの銘柄です」

ふんわりとした笑顔で奥様が答えます。

あ、そうか~。渋めの大人にぴったりな店名だわ。
いえ、私がそうだとは言っておりません、ハイ。