ひふみゆらゆら。
手塚治虫氏『ガラスの地球を救え』光文社
手塚氏は、「見えていた」人でした。
宮崎駿氏もそうであったように。
若い人も、老人も、生きる気力がないと、かえって辛いということを。
老人にやさしい社会とは言えない先進国、「日本」。
『ガラスの中の地球』に
ブラック・ジャックの作品中に、ある老人の話が描かれています。
高層ビル建設のために、一本のケヤキの樹が切り倒されることになり、
その樹とともに育ってきた老人が、なんとか食い止めようとします。
が、果たせず、明日は切り倒されるという最後の夜、ケヤキと一緒に
酒盛りした後、その枝で首つり自殺をはかります。
それをブラック・ジャックが手術して助けるのですが、さて困った問題を
抱えました。
老人は生きのびましたが、もはや老人は生き甲斐がないのです。
これで人助けしたことになるのかどうか・・・
物語としては、結局、その老人はかわいがっていたケヤキが種を飛ばして
つくった子どもの木を発見し、生きていく力を取り戻すのですが、
現実には老人が生き甲斐を見いだすのは、なかなか今の社会では
難しいことのように思われてなりません。
ーーー引用終わりーーー
息子さんの手塚真氏・奥様の岡野玲子氏はともに、サイキック能力の持ち主です。
岡野氏の『陰陽師』13巻は、そのパワーに圧倒されるばかりでした。
不思議ですね、呼び合う魂が、手塚ファミリーの結束の中にあり、大きな使命を
負わされていらっしゃるということを、私のような遠くにいるものにも
強く感じる不思議な「みことのり」。
おほかみさまのみむねにそひたてまつり、
おほかみさまのみこころのまにまに、
かみくに、じょうじゅのため、はたらきますよう、
おまもりくださいませ。
そのため、このたま、このみは、
なにとぞ、いかようにでも、おつかいくださいませ。