本木雅弘さん。
シブがき隊時代からずっとファンでした。
ですから、彼が映画俳優として出演した作品、全部観ています。
その中の『ファンシイダンス』、大学生が実家の寺を継ぐために
大本山に修行に行くという話なんだけど、こういう若者たちのお寺ライフを
今風に見せてくれる作品って、かつてなかったのです。
岡野玲子さんの漫画が、初めてじゃないでしょうか。
実写版なんだけど、この時の僧坊姿も、とてもカッコ良かった!
剃髪したうなじの美しさと言い、僧衣の色遣いの美しさといい、凛とした読経の声といい、美の極みを表現したのが、本木雅弘さんなのでした。
なのに、ところどころトッポい危うさや色気がにじみでる・・。軽いのに優雅。
岡野玲子さん、手塚治虫氏の息子さんのお嫁さんなんだけど、この方が、またスゴイ人。『陰陽師』夢枕獏氏の原作を漫画にした有名な方で、あの偉大なる白川静氏と「字」言霊について、揺るぎもせずに対峙なさる方。別次元の存在。(詳細はまたあとで) 岡野さんのこと、書いたらまた長くなりますので。
今まで俗物としてのイメージしかもっていなかった私にとって、新たな一面をみせられて、もうすぐ長男と戦って討ち死にする道三に、釘付けになっております。
それというのも、本木雅弘さんがそういう奥深さをもった人間像を作り上げて、視聴者に、どうですか?と魅せつけてくれるからであり、20年くらい前に演じたNHK大河
『最後の将軍』徳川慶喜の役も同様に、今までの定着した慶喜とは異なる人間像をつくりあげて、素晴らしかった。相当な勉強家なのです。
私的にも、内田家の婿養子としてさまざまなエピソード満載で、樹木希林さん、内田裕也さん、奥様の也哉子さん、子どもたち、一人一人の際立った存在感に圧倒されます。
これから、一家の長としてどんな生き方を見せてくださるか、次に挑戦するのは、どんな作品か、楽しみです。
私は、彼のやくざの組長役が観たくってNETFLIXを契約したんだもの。どんな凄みを
見せてくれるかドキドキして。
でも脇役だったし、主役と準主役の可愛げのない少女役が、どうも好きになれなくて、最後までみるのしんどかった💧
もっとキレキレの組長の演技を、たくさん観たかったのに。
ま、この自粛で、DVDを借りに出歩かなくてもいいので、契約して良かった♪
晩ご飯は、久しぶりのヒレカツでござるよ(^^♪