みんなと一緒が安心?
集団行動が苦手な子どもって、学校が疎ましいものです。
なんでもかんでもみんなと一緒じゃなきゃいけないのか・・・
教員は、刑務所の看守みたい。
なんだかヘン。
たまらず反発したくなるときもあるでしょう。
そして、
生徒間の群集心理の稚拙さに、ヘドが出るくらい嫌悪する時も多多・・・
感性が鋭い思春期ほど、組織の息苦しさに耐えられない。
規律は大切だが、時には「型」の押しつけになってしまう。
「浮いている」自分を、解き放つ方法は、
本の世界に自分を解き放つことだったり。
夢想することだったり。
山田詠美さんも、そういう子どもだったみたい。
松山ケンイチ君も(デスノートのL役)。
吉田戦車さんも(漫画家)。
松山君は、今度 漱石の『夢十夜』や井上靖氏の『蒼き狼』にも出演されます。
高校時代の彼は、教員泣かせの「異端児」だったと聞きました。
あの抜群の演技力は、
飛び抜けた文学的感性があるからとみます。
でも、
考えようによっては
クリエイティブな才能を発揮させることのできない 今の学校の
教育システムにも やや問題があるのではないかとも思うのです。
彼らが、自分の居場所を「ここではないどこか」に探し求め
居場所が見つけられたラッキーな人たちだとすれば、
居場所を求めても得られないで 認めてもらえないで
酸欠の金魚みたいに
あえいでいる子どもたちを
今の教育現場が、受けとめるだけのキャパシティがあるのだろうか・・・
自分がそういう場所にいて、
集団主義ではない、別な方法で、
あえいでいる子どもたちの「自己表現」のサポートの一端を
させてもらってることの
意味みたいなものは・・・
いや、意味なんて求めないほうがいいのかも。
なぜなら
私自身 かつて 「ここではないどこか」を求めていた一人だったから。